- 10月編集後記
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2017.10.02 Monday
先日、毎年開催している私的セミナーに参加しました。
今年は、「運動系(筋・骨格系)の構成・発生・進化」と題して後藤仁敏先生(鶴見大学名誉教授・歯学博士)をお招きし講演していただきました。
例年、テクニックを中心としたセミナーを開催しているのですが、今回は初めて”座学”を中心としたセミナーとなりました。
私は話の内容によっては、睡魔との戦いになるのではないかと心配していましたが、予想に反して大変面白く、人類の発生から進化の過程についての興味深い講演でした。
特に人体の発生では、形が無いところから、胚葉が分化し、どのように神経・骨・筋肉・内臓組織が発生していくのかという流れに
生命の神秘を感じました。またこれは、地球の誕生にも同じようなことが言えるのではないか、
つまり何億年もかけて動物・植物が誕生し、進化と絶滅を繰り返し、地球ができたのだと、そして現在のに至っているのだ
ということを人体と合わせて、改めて認識しました
人間の一生が約80年とすると、この偉大な地球と人体の発生に比べたら、今我々が生きている時はほんの一瞬であるということです。もしかしたら、戦争によって全世界が滅亡しリセットされ新しい生命体が出現することも不思議ではないのでしょうね。