「今の子供は自分で考える力が不足している」という新聞記事を読みました。私もそう感じることが先日ありました。
タイヤの入れ替えを子供たちに手伝わせました。保育園児の三男にはタイヤを転がし運ばせる役を、五年生の長女にはホイールのネジをゆるませたりといった簡単な簡単な作業をさせました。
始めは面白がって手伝っていましたが、次第に飽きてきたのか文句を言うようになり、作業がはかどりませんでした。言われた事はするのですが、次は何をすればいいのか自分で考えてすることが出来ないのです。何を使ったらいいのかなど同じ作業のことですから分るはずですが、行動してくれずとても歯がゆく感じました。
自ら進んで先を考えるという判断ができないということに驚き、現代の子供の姿を身近で感じました。
自分で考える力を養う為に、教育の現場でも子供たちに考えさせ、答えを導くような授業を提起しているそうです。勉強に限らず、家庭でも手伝いをさせ、自分で考えさせる課題を投げかけてやらなければと実感しました。
私の子供達が柔道の試合で良い結果が出せないのも、自分より大きな相手やいろいろなタイプの選手にどのような試合はこびをすればよいのか、日頃から常に考える柔道をしていないのが原因です。練習量よりも、練習の成果をうまく試合に導く力が不足してと、指導者として感じています。